
20161120 関西シクロクロス#4@マキノ高原
マキノは遠い。地図で見ても分かるくらい、わが家からは遠い。
前泊しない限り、必然的に
『遠い ≒ 出発時間が早くなる』
となるので、子供達の睡眠時間が減ることを警戒した相方から、今回のレースには子供連行禁止令が出てしまった。
久しぶりの単独行軍。
4人行軍にだんだん慣れてきているので、苦痛では無くなっているけど、やっぱり単独行軍は準備が楽チン。出発直前に準備をし始めて、30分もかからずに終了。
2005年にシクロクロスを始めて以来、マキノ高原のレースに参加するのは初。
遠いから家族の許可を取りにくいし、仕事の都合も付きにくかったのが理由。
ついでにスキー場に行くのも人生初。
雪は有りませんでしたが。
もう一つついでに、人生初のフライオーバー。
一度、走って越えてみたかったんです。
くぐってみたかったんです。
それが実現するかと思うと何気に嬉しい。
当日の現地の天気は小雨が降ったり止んだり。
コース上は軽く湿った状態。
アップダウンの激しいコースレイアウトなので、自分に向いているんじゃないか、と何年も前から思い続けてはいたけれど、試走してみて悲しい現実に直面してしまう。
ちゃんと練習してないと登れませんね、やっぱり。
加えて、コース最上部のオフロード区間でのアップダウンで涙目。
土壌が粘土質なので、乗車クリア出来ないどころか、自分の2本の足でも滑って登れない。
スイスイ押して駆け上がっていく周りの人たちと自分は何が違うのか。
そこで初めて、自分のシューズにはスパイクを取り付けていないことに気付いた。
こういう路面状態の時には必須ですね。
スパイクの必要性を初めて実感しました。
今回からC3。
昇格者にもシードがあるらしく、シード持ち選手たちの最後尾、全体の中頃からスタート。
小雨がパラつく中、乾いた銃声でスタート。
登りで前に上がれれば少しは良いところで走れるかな、という甘い考えを持ちつつ走り出したものの、あっという間にそれも幻想になってしまう。
スタート直後の登りの終わりで20番前後。
そこから最上部まで登る間に脚が終わってしまい、あとはズルズル。
路面もズルズル。順位もズルズル。
スタート地点近くをしばらく走ってアップしたけど、足りてなかった様子。
せっかく単独行軍してるので、しっかりとアップしとけば良かったかな。
しんどかったけど、十分楽しみました。
収穫は、タイトな連続コーナーを良い感じでコーナリング出来たこと。
同じクラスの同じあたりを走ってる人たちと比べると、同程度か少し速いくらい。
ちゃんと踏めるようになれば、良い順位で走れるかも。
踏めれば…。
練習出来てないから踏めないんだけど。
マキノはUCIレースということもあって、他の関西シクロクロスと比べて、C1やCL1に有力選手が多く、見ごたえが有りました。
意地とプライドがぶつかり合うような素晴らしいレースを、手を伸ばせば選手に届くくらいの距離で見られて、すごく感動しました。
観戦中は、レースを走りに来たはずなのに、レースを見るためだけに来たような気がして、不思議な感覚でした。
日本のトップクラスの選手の走りを、間近で見ることができる。
関西シクロクロスのメリットのひとつはコレだな、と思った瞬間でございました。